ジャン=ポール・サルトル の名言
[1905.6.21 - 1980.4.15]
フランスの哲学者、劇作家、小説家、脚本家、政治活動家、伝記作家、文芸評論家。20世紀のフランス哲学とマルクス主義の第一人者の一人。ノーベル文学賞受賞を拒否。著作は『存在と無』『嘔吐』『水いらず』『革命か反抗か』『実存主義とは何か』『真理と実存』『文学とは何か』『自由への道』等。
Hell is other people.
地獄とは、他人のことだ。
Imagination is not an empirical or superadded power of consciousness, it is the whole of consciousness as it realizes its freedom.
想像力とは経験に基づいた、あるいは追加的な意識の力ではなく、自身の自由を実現するような意識の全体である。
I cannot make liberty my aim unless I make that of others equally my aim.
他者のものについても同様に自らの目的とすることなしに、自由を自らの目的とすることはできない。
What do we mean by saying that existence precedes essence? We mean that man first of all exists, encounters himself, surges up in the world-and defines himself afterward.
実存は本質に先立つとは、如何なる意味であるか。我々が意味するところとは、人間はまず第一に存在し、自らに出会い、世界の中に立ち現れ、しかるのちに自らを定義づけるということである。
Man is nothing else but that which he makes of himself. That is the first principle of existentialism.
人間とは、自らが作り出すものに他ならない。それが実存主義の第一原理である。
Existentialism is nothing else but an attempt to draw the full conclusions from a consistently atheistic position.
実存主義とは、一貫して無神論的な立場から完全な結論を導き出そうとする試みに他ならない。
What man needs is to find himself again and to understand that nothing can save him from himself, not even a valid proof of the existence of God.
人が必要としているのは自らを再び見出し、何事も、神の存在の妥当な証明でさえも、自らを救い得ないことを理解することである。
Every age has its own poetry; in every age the circumstances of history choose a nation, a race, a class to take up the torch by creating situations that can be expressed or transcended only through poetry.
どんな時代にも、独自の詩というものがある。すなわち、どんな時代においても歴史の情況は、詩を通してしか表現や超克をなし得ないような情況を作り出すことによって、松明を掲げる国家や人種、階級を選び出すのである。
Fascism is not defined by the number of its victims, but by the way it kills them.
ファシズムというのは犠牲者の数ではなく、ファシズムが犠牲者を殺す方法によって定義されるものである。
A writer who takes political, social or literary positions must act only with the means that are his. These means are the written words.
政治的あるいは、社会的、文学的立場を取る作家は、自らの手段をもって行動をせねばならぬ。その手段というのは、書き下された言葉である。
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